まつげが特徴的なミニチュアシュナウザー。くりくりな目に長いまつげで、とてもキュートに見えますよね。
この記事では、「ミニチュアシュナウザーのまつげ」について、長いのはなぜなのか、カットしたほうがいいのか、カットしても伸びるのか、などを解説します。
ミニチュアシュナウザーはまつ毛残しスタイルが人気
ミニチュアシュナウザーは、まつげを残したスタイルがとても人気です。
ミニチュアシュナウザーは、固くしっかりとした毛を持っており、まつげをあえて残すことでエクステをしているような可愛いまつげになります。
目尻以外を毛切り、長く束のように残すことでタレ目風のスタイルにすることも可能です。
まつげが自然にくるんと上向きになるように仕上げてもらえば、一気にプリティな雰囲気になります。
ミニチュアシュナウザーのまつげが長いのはなぜ?
そもそもミニチュアシュナウザーのまつげが長いのはなぜなのでしょうか?人間のまつげは上下にありますが、犬のまつげは上にしかありません。
代わりに「瞬膜」というものがあり、眼球を保護してくれています。瞬膜はまぶたから涙を補給することができるため、犬は長い時間まばたきをせずにいられるのです。
愛犬がキラキラした目でじっとこっちを見ていたのは、こんな理由があったんですね。
犬のまつげには下記のような役割があります。
- 空気中に漂っているチリや細菌、虫などから目を保護する
- 眼球の水分を維持し、乾燥から目を保護する(水分の蒸発を50%防ぐ)
- 日よけの役割をし、太陽の強い紫外線から目を保護する
犬のまつげの長さは体の毛の長さによって変化します。自分の毛が長い場合、目を守るには長いまつげが必要になるためです。
ミニチュアシュナウザーのほかには、シーズーなんかもまつげが長くなる傾向にあります。ただし、短い毛の犬種でも目が出ている犬種は、目を守るために、まつ毛が長くなることもあるそうです。
ちなみに現在、犬の最も長いまつげとしてのギネス世界記録は、2014年の記録で17cmでした。
ミニチュアシュナウザーのまつげはカットしたほうがいい?
とはいえ、まつげが長すぎることも問題です。
- 逆まつ毛
- 眼瞼内反症(がんけんないはんしょう)
- 睫毛乱生(しょうもうらんせい)
などは、犬のまつげの異常から引き起こされる病気です。
いずれもまつげが眼球を傷つけ、炎症など引き起こしてしまいます。
愛犬が目をショボショボさせていたり、充血や炎症を起こして腫れていたら獣医師に診てもらってください。
ちなみに、まつ毛の最適な長さは「目幅の3分の1」だとされています。
この長さが空気中のチリやホコリが目につくのを防いだり、涙の蒸発を減少させたりするのに適切な長さであるそうです。
愛犬のまつげが長めの場合は、それを目安にカットしてもいいかもしれませんね。
ミニチュアシュナウザーのまつげは伸びる?
「まつげを少しカットしよう」と思っても、
- 誤って愛犬のまつげを切りすぎてしまった!
- トリミングで思った以上にまつげがカットされてる!
なんてことも十分にありえます。
しかし、心配しなくて大丈夫。ミニチュアシュナウザーのまつげは伸びてきます。
ただし、まつげがないと眉毛や周りの毛が目に入り、炎症を起こしてしまうこともあるので、しばらくは目の周りの毛を短めにカットして整えたほうがいいかもしれません。
まとめ
今回は、「ミニチュアシュナウザーのまつげ」について解説しました。
ミニチュアシュナウザーのまつげは目を保護するために生えています。その特徴的なまつげを残したカットスタイルも人気です。
しかし、まつげが長すぎるとかえって目の炎症を引き起こすことがあるため、適切な長さにカットしてあげてくださいね。